東広島市高屋うめの辺の近畿大学工学部の野村正人学部長と府中市の有限会社峰和は、瀬戸内産レモンの皮の粉末を配合した犬用サプリメント「フラボノキューブ15」と犬用おやつ「フラボノジャーキー5」を開発した。
レモンの皮に、代謝機能の維持に効果のある「フラボノイド」が多く含まれることに着目。皮を粉末にして配合することで飼犬のメタボ予防に役立ち、ふん尿臭や口臭が低減されることを検証した。
これまではほとんどが廃棄処分されていた果汁を搾った後のレモンの皮を再利用。峰和が平成24年に、企業と大学が連携しリサイクルの研究を進めるNPO法人広島循環型社会推進機構に助成金を申請。研究資金の支援を受け試作から2年で商品化された。
野村学部長は「科学は遊びであり、何かヒントが落ちている。天然物で捨てるところは無い」と話す。
商品は峰和のホームページと東広島市安芸津町の芸南農業協同組合で販売している。各200入り800円、100入り400円。
商品の問い合わせは峰和0847(41)5137へ。 (松永)