東広島署(上堀次徳署長)は4月30日、特殊詐欺被害を未然防止した八本松駅前郵便局を表彰し感謝状を贈った。
4月6日、同局の窓口で定期500万円を解約しようとしていた女性(86)の様子を佐々木達也局長が不審に思い、解約目的を確認。警察と税務所職員などを名乗る男から数回電話があり、「預金額が限度額を超えているのですぐに下ろしなさい。裁判所の者がお金を受け取りに行く」と言われたと聞き、詐欺だと判断。警察に通報した。
女性はそのままだまされたふりをし、東広島署は翌日現金を受け取りに来た自称横浜市の男(23)を詐欺未遂で現行犯逮捕した。
佐々木局長は「これからも日ごろからお客さんの様子をよく見るように指導していきたい」と話していた。 (西村)