昨年、広島で初めて結成されたオーストラリアンフットボールチームの広島クレインズは4月25日、オーストラリアで戦没者の慰霊と平和を願う「アンザック・デー」が今年で100周年を迎えたことに合わせて、東広島運動公園で記念のイベントを開催した。
オーストラリアンフットボールは、ラグビーを基にルールが作られたオーストラリアで人気のスポーツ。日本ではオージーボールとも呼ばれている。各チーム18人のプレーヤーが楕円(だえん)形のフィールド内でハンドパスやキックでボールをつなぎ、相手のディフェンスを振り切ってゴールを目指す球技。
当日は、日本国内でリーグ戦を行っている10チームの内、東京・大阪・名古屋から集まったチームも参加して実際の試合が行われ、迫力あるプレーが繰り広げられた。
広島クレインズ代表のジョナサン・クーパーさん(30)は「アンザックデー100周年の記念日に、初めてのイベントが開催できたことを幸せに思う。オージーボールは体格や国籍に関わらず一緒になってプレーできる」とその魅力を語った。(松永)