東広島市内の主婦らで組織する「中学校卒業までの医療費完全無料化を求める会」(藤本富貴子代表)の15人は5月28日、東広島市役所を訪れ、東広島市内の住民1万453人から集めた署名を東広島市議会の山下守議長に手渡し、中学生までの医療費無料化を求めた。 市の乳幼児等医療費助成は未就学児童が対象。入院医療費は小学6年生まで助成されるが、小中学生の通院費の助成制度はない。
藤本会長は、「今年1月から署名を集め始め、目標だった6月の市議会までに1万人以上の署名を集めることができた。みんなの熱い思いをぜひ実現して欲しい」と話した。
家族で署名を手渡した西条町の宮内健作さん(32)は「子どもがもうすぐ小学生。無料でなくなると安心して病院に連れて行けないのではと心配だった」と話した。
署名は議会運営委員会へ提出され、6月の議会で審議される計画。 (西村)