東広島市は5月25日、市役所で災害対策本部設置・運営訓練を行い、市、県、東広島署の約80人が参加。それぞれの役割や対応を確認した。
台風による長時間の豪雨で河川の水位が上昇し、浸水被害が発生したという想定で実施。
災害対策本部を立ち上げ、市が今年度導入したテレビ2台、大型スクリーン2台、パソコン10台を活用し、気象情報や、支所職員がスマートフォンで撮影した福富ダムの中継映像を映し出すなどして情報を共有。蔵田義雄市長が福富、黒瀬に避難勧告を出した。
市危機管理課の石丸泰三課長は「庁内の会議室に機器を常設したことで、本部の立ち上げが早くでき、リアルタイムの情報が一元管理できるようになった。的確な判断で被害を減らしたい」と話していた。 (橋本)