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認知症患者の専門的なケアを 県リハ協が地域密着型特養を新設

  • 2021/04/28

協定書を交わした河内会長 (左)と蔵田市長

 

 広島県リハビリテーション協会(河内昌彦会長)は、東広島市八本松町原に地域密着型特別養護老人ホームときわを完成させ、6月14日に竣工式を行った。
 東広島市在住の要介護3以上の高齢者が入居の対象。全国にまだ約2000人しかいない認知症介護指導者が在籍。認知症のケアが専門的に受けられる。災害時には近くの要介護者の避難所の役割も果たす。
 障害者支援施設ときわ台ホームの南側にあり、鉄筋2階建て、延べ床面積3515.49平方。1階には会議室や厨房、寝たきりの人のための浴室などがある。2階は4つのユニットに分かれ、それぞれに個室、浴室、食堂などを設けた。
 総工費は約7億5000円。このうち約1億2000万円は市から補助を受けた。
 河内会長は「助け合い、支え合っていける地域の多世代交流の場として利用してほしい」と話した。7月1日から利用が開始。
 式には蔵田義雄市長をはじめ関係者や地域住民約90人が出席。工事関係者などへ感謝状を贈り、市と福祉避難所協定書を締結した。(西村)

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