耕運機の使い方を説明するJA職員(左)
東広島市西条栄町のJA広島中央は6月14日、地域住民を対象にした「ふれあい農園」を開園した。JA広島中央高屋支店裏の農場18区画を貸し出し、野菜の栽培、収穫、出荷までをJA職員がサポートし、将来の就農者育成につなげるのが目的。
開園式の後、入園者は割り当てられた区画の畑を耕し、職員の指導を受けながらサツマイモと白ネギの苗を植えた。
期間は6月から12月までで、この間はJA職員が農場管理や栽培指導の他、農機具の貸し出し、毎月1回の講習会などを行い、栽培に関する質問を電話で受け付ける。
ふれあい農園は、小農家育成基本プラン「楽しい農」の一環で、育てる楽しさと喜びを体験する初級者コース。期間終了後は継続希望や作付面積の拡大などの相談に応じる。
入園した同市高屋町の山口将央さん(32)は「土日のみの作業になるが、基本を学んで管理のしやすい根菜を植える計画です」と話していた。 (松永)