農薬や化学肥料を使わないアイガモ農法で米作りを学んでいる東広島市高屋町造賀の市立造賀小学校5年生13人が6月25日、1年生18人と一緒に校内の田んぼにアイガモを放した。この取り組みは11年目。
同市福富町上戸野でアイガモ農法を行っている農業・門藤浩也さん(41)が指導に当たった。アイガモの抱え方などの説明を受けた児童たちはグラウンドに放された12羽とかけっこをしたり、手に持ったりして触れ合った。
その後、生後3カ月のヒナ5羽が5年生の手によって田んぼに放たれた。
草や虫を食べながら元気に泳ぎ回るヒナを見ながら、
1年生の長久晴信君(7)は「触れ合えて楽しかった。毛が気持ちよかった」、5年生の西本拓信君(10)は「米と共に大きく育ってほしい」と話していた。
9月には稲を刈り、11月には収穫した餅米で餅つきをする計画。 (新海)