東広島市安芸津町三津の市立三津小学校(宗近秀夫校長、146人)は7月4日、住民自治協と東広島市社会福祉協議会と合同で、「言い伝えを語り継ぐ防災学習」を行った。児童、地域住民ら計約250人が参加し、地域で実際に発生した災害を消防団から聞いたり、避難所へ行く安全なルートなどを確認したりした。
三津地区では平成22年、大雨によって道路が冠水し、陥没する災害が発生している。三津地区消防団員がスライドで写真を写し出しながら当時の様子を説明。雨がやんで1~2時間後に川の水かさが増えたり、道路が崩れたりすることがある。川に近づかないでほしい」と呼び掛けた。
その後、児童らは登校班に分かれ、住民自治協の人や消防団員らにアドバイスを受けながら、自宅から最も近い避難所に行ける安全なルートを色鉛筆で地図に書き込んだ。
宗近校長は「災害時はもちろんそれ以外でも、地域を挙げて協力し合うきっかけになってほしい」と話していた。 (越智)