東広島署(上堀次徳署長)は7月22日、振り込め詐欺の被害を未然に防いだもみじ銀行八本松支店へ感謝状を贈った=写真。
今年6月11日、預金1000万円を引き出そうとした85歳の女性に、窓口の担当者が使用目的を尋ねたところ、「めいの結婚祝い」と答えた。これを不審に思った担当者が原田達治支店長へ伝え、再度詳しく尋ねたところ、話が2転3転しため詐欺の疑いがあると判断し、警察に連絡。被害を未然に防いだ。その後同月22日にも同女性宅に再度80万円を準備するよう電話があり、女性が同支店に相談に来たため、警察に通報。2度の詐欺を未然に防いだ。同支店が表彰されるのはこれで2回目。
原田支店長は「前回の経験を生かすことができた。警察との連携も深まり、迅速な対応ができたと思う」と喜んだ。
同署は「脅されて本当のことを言わない高齢者も多い。家庭でも身近で詐欺が起こっていることを話し、高齢者が被害に遭わないように声掛けをしてほしい」と呼び掛けている。(西村)