東広島市西条西本町の県立賀茂高校(松井太校長)は7月21日、広島大学で同校の2年生240人を対象に、グローバル教育プログラム「世界村への10のステップ」を実施した。講師はグローバル人材教育プログラムを行っている一般社団法人グローバル教育研究所の認定講師の松田雄一さん、阪田浩子さん、三森暁江さん。生徒が広い視野から物事を見ることで、世界全体の問題に関心を持ち、行動できるようになることを目指している。
東広島市内の公立高校が外部の講師を招き、グローバル人材教育プログラムを行うのは初。
生徒らは地球旅行をテーマに世界の文化や価値観の違い、歴史などを学んだ。それを元に地球全体を一つの村に例え、戦争がなくなるためにはどのようなルールが必要かを考え、発表した。
講演をコーディネートした同研究所の渥美育子理事長は「毎日の教科別授業と違って、大きな時間軸と空間軸の中で視点を変えて物を見たり、体験したりしたことで、生徒は大いに刺激を受けたと思う」と話していた。
(越智)