東広島市西条町森近の板城小学校区の第1回夏まつりが8月8日、板城小学校で行われた。開会式では25年ぶりに復活した板城音頭がお披露目され、太鼓や歌に合わせて住民らが輪になって踊った。
同音頭は、昭和54年から64年までの10年間、「板城小学校音頭」として同小の運動会で踊られていた。昨年度から板城小学校区住民自治協議会スポーツ部会(荒谷和則部長)が中心となって、復活を目指してきた。
校長室で見つかった楽譜を基に、地域でエレクトーンの指導を行っている倉田香織さんが編曲。エレクトーンや篠笛、和太鼓の演奏に子どもたちが合いの手を入れて音源を新たに作った。振り付けは、当時小学生だった住民に声をかけ、記憶をたどりながら完成させた。
地域でも愛される踊りになるように板城小学校音頭から板城音頭と名称を変更。歌詞は5番までだったが、今年3月に小学校を卒業した子どもたちが6番目の歌詞を作った。今後は毎年卒業生が続きの歌詞を作っていく計画。
荒谷部長は「新しい音源を聞いたときは、感動した。これから地域で愛され、皆の心に残る踊りになってほしい」と喜んでいた。(西村)