東広島市志和町の志和中学校の3年生と保護者と教員が徹夜で町内を歩く「オーバーナイトハイク」が8月22日に行われた。約30㌔を完歩し、ゴール地点の同中グラウンドに戻った生徒は「やったー」と笑顔で喜び合っていた。
やり遂げた達成感を味わうことで、自信を付けてもらいたいと志和おやじ会が主催し、今年で11回目。
22日午後9時に同中を出発し、西志和小、東志和小、志和堀小を回り、23日の午前5時30分過ぎに志和中に到着。生徒約40人が参加。おやじ会と教員計約30人が先導したり一緒に歩いたりして生徒を支えた。
途中、休憩所でパンとバナナを食べたり、段原峠で満天の星空を見たりした。3年生の川口菜月さんは「おなかが痛くなった時にリタイアしようかとも考えたけど、友達が横に付いて歩いてくれたので最後まで歩くことができた。達成感でいっぱい」と話していた。
おやじ会の柏木慶司会長は「社会に出て大変なことに直面した時に、今日歩ききった経験がきっと役に立つ」と子どもたちを見詰めていた。(橋本)