東広島市鏡山の広島中央サイエンスパークの施設公開イベントが8月26日に行われ、約2500人の人出でにぎわった。最先端の科学技術を体感してもらおうと、広島中央サイエンスパーク研究交流推進協議会が主催し、今年で20回目。パーク内の11施設が公開された。
酒類総合研究所では、子どもたちが日本酒やパンなど食品をつくる微生物について学習。酵母を加えた米が発酵し、炭酸ガスが発生する様子などを観察した。矢野小学校6年の松木菫 さん(12)は、「米麹の話を聞くのは初めてで、知識が深まりました。デンプンは、ジャガイモの実験でしたことがあったので、関連のある違う実験ができて楽しかった」と笑顔。
産業技術総合研究所中国センターでは、ロボットの実演やスーパーシャボン玉の実験、紫外線ビーズのストラップづくり体験などの11コーナーが設置された。
液体窒素で凍らせたゴムボールを割る実験をした板城小学校3年の山村冬弥君(8)は「ボールが粉々になり、びっくりした」と話した。
同協議会は12月初旬にも一般向けに研究公開フォーラムを行う予定。 (小林)