文部科学省官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の奨学金受給者として採択され、イタリアで行われた農業・食文化研修に参加した東広島市鏡山3の県立西条農業高校2年生の食品科学科の沖克典君と、生活科の濱崎真智さんは9月29日、同校で研修の成果を全校生徒に報告した。
研修は8月30日から18日間。沖君は農場での酪農や乳製品加工研修から日本でのアグリツーリズモ(農場滞在型観光)成功の道を、濱崎さんはレストランで調理人としての心構えや接客などを学んだ。
現地での写真を写し出しながら、研修で得たことを説明し、「留学は外国に対する考え方や習慣を学び交流もできる。恐れず世界に飛び出してほしい」と後輩たちに声をそろえてエールを送った。
同プログラムはグローバルな人材育成のため、官民協働で海外留学を支援する取り組み。今年度初めて高校生コースを設け、計画書を募集。全国から514人の応募からあり、303人が選ばれた。 (松永)