東広島の蔵元8社でつくる西条酒造協会は11月19日、東広島市西条町の御建神社境内にある松尾神社で恒例の酒造祈願祭を行った=写真。関係者や杜氏など約50人が集まり、今年も事故がなく良質な酒ができるよう祈願した。
松尾神社は酒の神様として知られる京都、松尾大社の分社。宮司が祝詞を奏上、蔵元らが玉串を供えた後、お神酒が振る舞われた。
同協会の前垣壽男理事長は「日本酒の消費量の低迷が続いていたが、底を打った感がある」とあいさつ。
各蔵元の杜氏からなる西醸会の宮地充宣会長(48)は「日本酒が注目されている中、さらに技術を見直しながら喜んでいただける酒造りを目指す」と話していた。
11月下旬から新酒の出荷が始まる。