東広島署は12月4日、山陽自動車道河内料金事務所で防犯訓練を行い、西日本高速道路サービス中国の社員ら15人が参加。いざという時のそれぞれの役割や対応を確認した。
2人組の強盗犯が料金事務所に押し入るという想定で実施=写真。犯人役の警察官が、料金収受の勤務を終えた職員を人質にとって職員に金庫を開けさせ、金を奪って逃亡した。職員は車両を確認し、カラーボールを投げた後、非常警報装置を作動。3人の職員が手分けをして、警察本部通信指令、NEXCO管制センターなどに通報。河内交番の警察官による模擬事情聴取で、身長や服装など犯人の特徴を伝えた。
同料金事務所の田中敏所長は「事件があった際には身の安全が第一。無理に抵抗せず、冷静に犯人の特徴を覚え、警察に伝えたい」と話していた。 (小林)