卓球をリハビリや健康づくりに役立てる『卓球療法』のセミナーが12月12日、東広島市八本松飯田のシャープ広島スポーツセンターで行われ、全国から福祉関係者ら21人が参加した。同市西条下見のスポーツジム、アザー(米澤和洋代表)が主催。
講師は、元日本卓球協会ナショナルチームドクターで大分岡病院の森照明院長と、日本卓球療法協会の長渕晃二理事長。卓球リハビリの医学的な効果や福祉施設での卓球療法などを紹介した。
長渕理事長は「卓球台がない場合は、ネットの代わりに一本のひもを空中に渡すだけでコートになる。ラケットの代わりにはティッシュボックスが使え、デイケアなどで導入しやすい」などと説明。
この後参加者は、1チーム3人で座ったまま打ち合う卓球バレーや、変形ラケットを使った世代を選ばない卓球を楽しんだ。
「卓球バレーは盛り上がって楽しいと好評なリハビリスポーツ。90分がすぐにたつ」と長渕理事長。米澤代表は「健康に生きるために重要なのは基礎体力。世代を選ばず楽しめ、体力の維持や向上に役立つ卓球療法を東広島でも広めていきたい」と話していた。 (奈須)