東広島市西条東北町の坪島輝明さん(69)が自身の日本画作品を東広島市に寄贈し、12月21日、市役所で蔵田義雄市長が坪島さんに感謝状を手渡した。作品は市庁舎に飾られる。
寄贈したのは、庭に咲く白い菊の花をモチーフに描いた50号の作品。昨年の市制施行40周年記念の東広島市美術展で、絵画の部最も高い評価の優秀賞を受賞した作品だ。坪島さんの伯父にあたる市川和雄さん(85)が蔵田市長と交流があり、寄贈の話が持ち上がった。坪島さんは「このような感謝状を頂き光栄。元気である限り絵を描いていきたい」と笑顔だった。
坪島さんは定年退職後の6年前から、子どももころから好きだった絵を本格的に習い始めた。白い花が好きで、坪島さんの庭には、妻が育てている椿、牡丹、紫陽花などの白い花々が咲き誇っている。その花を題材に作品を描き、これまでに公募展で多くの賞を受賞している。(新海)