広島空港(三原市)のアクセス駅でもあるJR白市駅のホームにエレベーター付きの新しい渡線橋が完成し、1月14日から供用を開始した。空港利用者や高齢者らの利便性向上を図るため、JR西日本広島支社が整備した。
総事業費は約4億7800万円で、東広島市は約9700万円を補助した。エレベーター2基(定員各11人)のほか、点字案内板などを設置。ホームのかさ上げも行った。新渡線橋の東側にある旧渡線橋は3月末まで
に撤去する。
JR白市駅-広島空港間は、現在、所要時間約15分の連絡バスが運行。JR山陽本線との乗り継ぎで、東広島中心部と空港を結ぶアクセスルートになっている。一方で、市ではおととし、JR西条駅と空港を結ぶリムジンバスの開設を目指し、国県に要望。空港利用者を対象に意識調査も行い、集計結果をまとめた後、県に再提案することにしている。 (日川)