今年3月に高知県で開催される全国高等学校相撲選抜選手権大会に、広島県立竹原高等学校(慶徳克二校長)の相撲部が出場する。
11月に行われた県予選団体で尾道高校を2対1で下し、悲願の全国大会に7年ぶり5回目の出場が決まった。
現在は大会出場に向け、四股、すり足などの基本稽古やぶつかり稽古、筋力トレーニングなど練習に励んでいる。
練習場は同校に隣接する竹原市営相撲場横のプレハブ内部に作られた土俵だ。
今年は、新任の谷 大樹教諭(28)が顧問を務め、自身も生徒の中に入ってまわし姿で指導をしている。
谷 教諭は同校出身で在学当時には相撲部に所属していた。「スポーツを通して人間的に成長してほしい」と期待を寄せる。
2年生で主将の奥田瑛弘君(17)は「自分の力を出し切って、先輩として恥ずかしくない相撲を取りたい」と後輩の練習に目をやった。
現在相撲部は1、2年生合わせて部員4人。部員だけではなく、同校OBも練習に参加している。(松永)