東広島市は3月23日、同市黒瀬生涯学習センターで、広島国際大、黒瀬高と福祉分野の人材育成に取り組む包括的連携協定を結んだ。
協定では、福祉の領域で活躍する人材育成や、地域への就業促進、福祉分野の交流事業やまちづくり推進など5つの目標を掲げている。具体的には学生の実習やインターンシップ受け入れの充実、学校への福祉専門家の派遣などを検討する。
黒瀬高の田中清裕校長は「福祉・介護職に人が集まりにくい要因となっている、3Kという世間の風潮を払しょくし、“感謝・感動・可能性”を黒瀬高の3Kとして推進していきたい」と抱負を語った。
同市の高齢化率は平成26年9月末時点で22%。今後も高齢化が進み、平成37年には高齢者人口4万6000人、4人に1人が高齢者となると予想されている。(新海)