飼い主はメダカ販売業を営む岩﨑英雄さん。母親ヤギは2014年の広島土砂災害で被災したヤギで、父親ヤギは昨年2月、高知県から岩﨑さん宅に《婿入り》した。子ヤギの名前は「リッキー」「レイミ」「コウタ」。岩﨑さんの3人の子どもから名前をつけた。岩崎さんの子どもたちは小学校や保育園から帰ってくるとすぐに子ヤギたちとかけっこをしたり、抱っこをしたりして仲良く遊ぶ。子ヤギたちは日中、新芽が出た畑でのんびり草を食み、夕方には岩崎さん手作りの小屋に親子5匹が移動し休む。小屋の前では子ヤギたちがキツネなどに狙われないようにと番犬が見張っている。
岩崎さんは「昨年母ヤギは雪の降る寒い朝に子どもを亡くしてしまった。ことしは順調に育ってくれて本当によかった」と安堵している。子ヤギたちはすべてオスで、引き取り手を募集中、という。(新海)