次世代の科学技術の担い手を育てることを目的としたロボカップジュニア体験会が6月25・26日、近大附属中学校東広島校(高屋うめの辺)で開かれ、2日間で94人の子どもが参加した。
この体験会は、自立型ロボットの仕組みを理解し、実際にプログラミングをしたロボットで、サッカー競技の体験をするもの。東広島でも活動の輪が広がっている。
初めて参加した御薗宇小3年 堂本拓優くん(8)は「サッカーボールを転がすスピードの調整が難しかった。いつか洗濯たたみロボットをお母さんにプレゼントしたい」と笑顔で話していた。
ロボカップジュニアジャパン広島ブロック運営委員会代表の山野真一さん(48)は「ロボット製作は科学、技術に興味を持ってもらうだけでなく、子供たちが自分で考えたことを形にすること、問題解決をしてゆくことができるツールの1つ」と目を細めていた。
ロボカップの活動はJST(独立行政法人 科学技術振興機構)の支援事業で、広島県では毎年約300人の子どもたちが体験会に参加している。