広島大学(越智光夫学長)と、和菓子製造のにしき堂(広島市東区、大谷博国社長)が7月5日、ホテルグランヴィア広島(広島市南区)で包括的に連携、協力する協定を結んだ。
両者は、平成21年に八朔を使った和菓子「せとこまち」を共同開発した実績がある。今回の協定で、食品衛生や機能性食品開発の分野などで、さらに連携して研究協力を行う他、インターンシップの受け入れも推進する。
協定書に調印後、記者会見した大谷社長は「菓子業界は、食の安心安全をしっかり追求する責務がある。広島大の知恵を借りながら、人の心に和み(笑顔)を与えるお菓子をつくっていきたい」と意気込み、越智学長は「大学には多くの研究者が在籍している。さまざまなアプローチをしながら共同研究を進めていきたい」と話していた。 (日川)