文科省から「スーパーグローバルハイスクール」の指定を受けている広島県立広島中学校・高等学校でこのほど、下崎邦明県教育長の講演会が開かれた。
下崎教育長は、中高の生徒1198人を前に、「答えのない課題に対し挑戦せよ」と題して講演。哲学と科学の違いや、哲学を学ぶ意義について説明した。「究極の選択を迫られたとき、正しい選択を選ぶためにも理性によって物事を追求することが大切だ」と訴えた。
講演を聞いた同高2年の保手濱七海さんは「受験やテストに目を向けて勉強しがちだが、人生という長い期間のために哲学を学ぶことの大切さが分かった」と話していた。 (小林)