新規就農者を対象にした東広島市担い手意見交換会(東広島市主催)が7月26日、東広島合同庁舎で開かれた。
57人が参加。参加者は就農1年目から3年目の農業経験者が多く、就農10年を超える先輩農家の事例発表を熱心に聴講した=写真。高屋町で就農15年目を迎える増原三千哉さん(54)は、「相談できる先輩農家を見つけて。個々の悩みは千差万別。でも、先輩農家は乗り越えた経験と知恵から、的確な判断を必ず出して助けてくれる」と伝えた。増原さんは40歳の時に大手企業のエンジニアを早期退社。平成14年から花苗(現在パンジー・ビオラなど100種)を主に生産している。増原さんによると、大切なことは「ライフプラン(5年後まで)を定めること、先輩農家との繋がりを持つこと、自己ブランドを作り守ること」の3つだと強調。「経営者・起業家として成功するという強い意識も必要」と指摘した。(奈須)