東広島市は佐々木常夫マネージメント・リサーチの佐々木常夫代表取締役(71)を講師に迎え、企業が勝ち続けるための経営戦略「ワーク・ライフ・バランス」の講演を7月30日、市役所で開いた。昨年の佐々木さんの講演がアンケート結果で満足度100%だったことから第二弾を企画。企業関係者や市民ら38人が熱心に耳を傾けた=写真。
佐々木さんは東京大学経済学部卒業後、東レに入社。自閉症の長男とうつ病と肝臓病を患う妻を抱えながら、会社の仕事でも大きな成果を出した。その経験を元に仕事と家庭の両立を図り、個人としても組織としても、ともに成長する秘訣を語った。中でも、タイムマネジメントをすべての基本とし、仕事の進め方や仕事術を具体的に説明。タイムマネジメントにはリーダーシップが必要で、リーダーとは「人に勇気と希望を与え、周囲から会えてよかった、一緒に仕事をして楽しい、幸せだと思われる人」と定義。女性の活躍を後押しして成功した企業を紹介し、締めくくった。(新海)