ことし4月、総務省の制度を活用し、東広島市で初めて導入した地域おこし協力隊員の再募集が行われ3人が決定し8月1日、市役所で委嘱式が行われた。新しく決まった協力隊員は新枝奈苗さん(48)、金森兼治さん(46)、石郷岡直人さん(28)。宇山地区の農産物やそば処などの活用や、新しい資源の発掘に取り組む。
新枝さんは広島市の出身で、広島電鉄に約25年勤務。はだしのゲンを読んで以来、麦にひかれ、宇山地区が麦の特産化に力を入れていることを知り決意。麦を通した地域の振興を目指す。夫と19歳の息子の3人で移住。
金森さんは三重県四日市出身で、姫路でインド料理店の店長を10年経験。その後、レトルトカレーの全国販売などに取り組んできた。その商品開発から販路開拓までの経験や人脈を生かし、宇山全体のプロデュースを志す。妻と2歳、4歳の息子の4人で移住。
石郷岡さんは青森県出身。弘前大学でバイオを学び、埼玉の民間企業でカボチャの品種改良を3年半行った。農業を通した社会貢献を志し、将来はカボチャと豆で就農希望。独身。(新海)