広島県ギャンブル依存症問題を考える会(田中紀子代表)は東広島市市民文化センターアザレアホールでこのほど、映画『微熱』上映会&シンポジウムを開き、95人が参加した。東広島での開催は初めて。
シンポジウムのゲストは、同作品映画監督の小澤雅人さん、呉みどりヶ丘病院精神科医長の小河弘幸さん、元プロ野球選手・広島東洋カープ監督の達川光男さん。
シンポジウムで小澤監督は「自分の幼少期のことを題材に描いた。父がパチンコ依存症だと子どもの僕には気付けなかった」と体験談も交えて語った。田中代表は「私はパチンコ依存症の家庭に育ち、大人になって自らもパチンコに依存。治療して治った。映画を見て気付いてほしい。依存症は自分では気付き難い。まずは、依存していることに気付くことが重要」と話していた。 (奈須)