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(SUN)

「世界に一つの弦楽器が完成」 半年かけバンドーラ制作

  • 2021/03/16

 

 広島大学の広瀬俊雄名誉教授(73)を講師に迎えた弦楽器バンドーラ作り講習会の最終回が10月9日、東広島市八本松町篠の東広島シュタイナーこども園さくらで行われた。15家族58人が参加。気品漂う4弦の弦楽器「バンドーラ」作りに挑戦した。
 バンドーラは軽く、ギターに近い音色で、ボディーを好きな形に作れるのが特徴。 講習会は4月から不定期に開催。参加者は、これまで9日間の講座で、四角い木を思い思いに切って楽器を形どり、ノミでくり抜き、ヤスリをかけて滑らかに仕上げていった。
 10月9日には、弦を張る作業がメインで、参加者の高屋町在住の青木慶子さんは「春から始まってやっと完成。楽器ができて感激。色がにじんだり、木を削り過ぎたり、ちょっと失敗したところも含めて世界に一つ。愛着が湧きます」と喜んでいた。
 講師の広瀬さんは「木の音色の素晴らしさを楽しんで」と話していた。(柴田)

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