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子どもの虐待について考える 東山良子さん講演

  • 2023/03/02

 

 国際ソロプチミスト東広島(新宅緑会長)は11月23日、東広島市西条町御薗宇のグランセーレ東広島で講演会を開いた。女性を中心とした約100人が熱心に耳を傾けた。
まず、赤池あらたさんが「3.11後の福島の女性と女児について」をテーマに講演。その後、NPO法人子ども虐待ホットライン広島理事長の東山良子さんが「身近にある児童虐待」と題して講演をした。東山さんは全国の児童相談所が受けた児童虐待件数が平成10年の約7000件から平成26年には約10万3000件までに増加している現状を踏まえ、「決して右肩上がりで増えているわけではない。ずっと放置されたまま、話題にすらならなかったことが問題」と前置き。親が子どもに虐待をするのは経済的貧しさではなく、親が幸せではない精神的貧しさからくる、と指摘。「人間関係が希薄な中で、子育てをすることは大変。意識的に子どもに目を配ってほしい」と呼びかけた。
また、いじめをする側の子どもについても提言。子どもの心は、自分に関心を持ってくれていないと分かると、どんどん荒れ、つらいから、いじめに走る。「愛は関心。ぜひ我が子に関心を」と投げかけた。
(新海)

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