東広島市立中黒瀬小学校(兼田克子校長)は12月3日、学習発表会を行い、児童516人による全校合唱を披露。力強く美しい歌声を体育館いっぱいに響かせ、500人以上の保護者と地域住民を魅了した。
同小では、合唱を通して豊かに表現する力を育んでほしい、と6年前から全校合唱に取り組んでいる。児童らは朝の会の時間や放課後、音楽の時間などを使い、練習を重ねてきた。高学年の児童が下級生を指導するなど、合唱を通して、学年を越えた交流も行ってきた。兼田校長は「心を一つにして歌うということは難しいが、学校全体で一生懸命取り組んできた。その成果が出せてよかった」と話していた。
歌声を聴いた4年生の児童を持つ保護者(42)は「毎年とても楽しみにしている。ことしも歌声を聴いてとても感動した」と話していた。
学習発表会では、この他に、各学年が群読や劇などを披露。ことし、県大会で金賞を受賞し、中国大会に出場した合唱部やマーチングバンドの発表もあった。(小林)