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(SAT)

大けが乗り越え復帰 東京五輪目指す!

  • 2021/03/09

蔵田義雄市長に大会優勝の報告をする中原恭恵さん(昨年12月14日)

 

 東広島市西条在住で、女子ロードレースの五輪強化指定選手の中原恭恵さん(30)。おととし10月、レース中の転倒事故に巻き込まれて大けがを負い、8カ月間の治療・リハビリを余儀なくされたが、昨年9月、復帰戦となる全国都道府県対抗自転車競技選手権愛媛国体リハーサル大会のロードレースで見事優勝。支えてもらった人たちへの感謝から「東京五輪出場へ」の思いを強くしている。
 中原さんは大学でトライアスロンを始め、みやじま国際パワートライアスロン大会では3連覇の実力の持ち主。おととし4月には自転車競技へ転向。同年、初めて挑んだ全日本自転車競技選手権ロードレースで6位に入賞し、周囲からの注目を集めた。10月のジャパンカップでの負傷後、リハビリを終え、昨年6月に復帰してから出場した大会でも上位入賞の活躍。
 ジャパンナショナルチームの合宿にも参加。「オリンピアンと一緒になることもあり、とても刺激される。学ぶことが多い。これからの練習、大会に対してわくわく感しかない」と弾けるような笑顔で話し、「けがの時に支えてくれた人たちに感謝している。東京五輪出場へ向け、力を付けていきたい」と意気込んでいる。(橋本)

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