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30年越し地元住民の悲願実る

  • 2023/04/05

 

 JR山陽本線西条駅から西に2.2キロ、八本松駅から東に3.8キロの位置に3月4日、市民待望のJR寺家駅が開業した。寺家駅は地域住民が30年前から設置を請願し続けてきた。東広島市が運営し、JRに業務委託をする簡易委託駅で、ジェイアール西日本広島メンテックが運営に当たる。
 構造は橋上駅舎で、改札は2階に設置。駅の南北を結ぶ自転車持ち込み可の自由通路を備えている。一日の乗降客は2800人を見込んでおり、平日は上下線合わせ146本、休日は137本の普通電車が停車、広島駅までを最短34分で結ぶ。
 寺家駅であった4日の記念式典では蔵田義雄市長が、「寺家駅の近くには東広島医療センターがあり遠方からの利用も見込まれる。市の成長エンジンの要になってほしい」と期待を寄せた。駅の完成を記念して販売された記念入場券は台紙付き1000セットで、販売開始65分で完売。また、3日には記念碑の除幕式を、6日には東広島ライオンズクラブが同市役所で時計の贈呈式をした。(奈須)
(上)開業記念式典でテープカット、くす玉割りをする関係者ら(下)地元の小学生から選ばれた一日駅長が記念列車に出発進行の合図を送った

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