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「地域マイスター留学」事業に参加

  • 2021/01/27

事業の成果報告をした(左から)原美香さん、芦田洋一郎さん、長尾沙也加さん

 

 東広島市は市内企業への就職率向上を目指して、学生に地元企業の魅力を発信してもらおう、と昨年7月から広報型インターンシップ事業「地域マイスター留学」の取り組みを始めた。事業に参加した広島大生3人がこのほど、同大で派遣先の企業や関係者など約20人を前に成果報告を行った。
 報告したのは総合科学部3年の長尾沙也加さん、文学部3年の原美香さん、工学研究科博士課程前期2年の芦田洋一郎さん。3人は3カ月から半年間、それぞれの企業で、広報部員「PRマイスター」として働きながら学生目線で企業の魅力発掘に努めた。仕事の内容や従業員、取引先などを取材し、学生向けの企業紹介パンフレットやWebを制作した。
 同市にはオンリーワン・ナンバーワンの技術を持つ優良企業が多く存在するが、学生への認知度は低い。学生の市内への就職率は低く、広島大では、昨年度の卒業生2064人のうち同市に就職したのは77人で就職率は3.7%、3大学(広島大、広島国際大、近畿大工学部)では3.3%だった。市では平成31年度に5.3%の市内就職率を目指している。
(新海)

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