広島県立西条農業高等学校は10月10日、日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の一環として、中国の高校生訪問団を迎え科学研究を通して交流した。同訪問団は日本の高校に相当する成都華西中(四川省)、南開中(重慶市)など4校の生徒と教員の計16人。
訪問団は同校内の園芸圃場メディアセンターでの授業に参加、同校施設を見学。会議室ではそれぞれが専攻する分野での研究課題発表や質疑応答が英語で行われた。
中国の生徒は自校の施設の写真と共に授業内容を紹介。西条農高の生徒は鳥類の性決定メカニズムの解明やブドウにおける着色の向上など、専攻科での取り組みを発表した。
グループディスカッション=写真=では「サイエンスを通して世界に貢献たいこと」と題してグループにわかれて討議。食品科学科2年生の榎本百花さんは「自分の考えを伝えることができた。今後もSNSなどを通して交流したい」と話していた。 (松永)