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大和の今映像と写真で紹介 大和ミュージアムで企画展

  • 2021/01/20

 

 呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の企画展「海底の戦艦大和―呉市潜水調査の成果―」が4月26日から同館で始まった=写真。企画展は11月27日まで。
 呉市は、昨年5月、鹿児島県枕崎市沖約200kmの海域で、戦艦大和の潜水調査を実施。無人潜水探査機に搭載した高性能のハイビジョンカメラで、海底約350mに沈んでいる大和の撮影を行った。約50時間の映像と約7000枚の写真の撮影に成功した。
 企画展では、撮影した映像と資料から、4本の映像と60点の写真を展示。映像では海底に横たわる大和の艦首や主砲、装甲など、大和の今を鮮明な画像で上映している。写真では、今回の調査で初めて発見した貴重な資料を数多く展示している。このほか、パネルなどで、過去の潜水調査の概要を振り返り、今後の課題なども紹介している。
 戸一成館長は「海底の大和は戦争の悲惨さを現代に発信している。技術の素晴らしさと、戦争の悲惨さの両方を考えることのできる企画展」と話していた。
 入館料は一般800円、高校生500円、小中学生300円。
(日川)

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