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外務省の深堀さんが講演 武田高で高校講座

  • 2022/03/02

座談会で生徒の質問に答える深堀さん(右端)

 

 東広島市黒瀬町大多田の私立武田高で1月23日、外務省のアジア大洋州局地域協力室長の深堀裕賢さんを講師に招いた「外務省高校講座」があった。講座は外務省が、高校生に国際情勢や外交問題に興味を持ってもらい、進路選択の参考にしてもらおうと、全国の高校に職員を派遣し行っている。同高では初めての開催。
 講演会のテーマは「時代が高校生に望む国際力」。深堀さんは、1年生128人を前に英語専門職として、海外7カ国で在外公館に勤務した経験や、外務省の役割や外交官の仕事などについて触れながら、「英語を話せるようになると情報量も知識も可能性も10倍に広がるので、英語をしっかり勉強してもらいたい」と訴えた。
 講演の後には深堀さんを囲んだ座談会もあり、同高のグローバルスタディーズコースに所属する生徒ら14人が参加した。生徒が「どうして外交官という仕事を選んだのか」や「国際会議などでの交渉のやり方は」など質問すると、深堀さんは通訳時の失敗談を交えながら「いっぱい失敗をして成長してほしい」と生徒に語り掛けていた。
(茨木)

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