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竹使った和紙で卒業証書作る 竹原市中通小6年生

  • 2022/03/02

坂元さん(右)に教わりながら「ためすき」に挑戦する児童

 

 竹原市下野町の市立中通小の6年生20人は1月24日、竹製品を扱う「竹の駅」(竹原市下野町)で、竹原市の木である「竹」を使った卒業証書用の和紙を作った。
 竹の駅駅長の坂元静馬さん(88)が21年間、同小の6年生に毎年、和紙の作り方を指導している。児童たちは、坂元さんが考案したタケノコの皮などを煮詰めたものを「ためすき」という方法ですき、乾燥させ、和紙を作った。矢野柚貴君は「世界でたった1枚の卒業証書ができて良かった。記念になり、うれしい」と喜んでいた。
 児童たちは、竹の先端を木槌で叩いて竹の筆も製作。坂元さんは「和紙や筆を作ることで、竹の文化や資源を有効利用するということを、子どもたちに伝えたい」と話していた。
(石田)

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