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(SAT)

【5G実証実験】今春統合の河内小学校と河内西小学校が新しい校歌を遠隔合唱で披露

  • 2022/03/02

離れた場所で合唱 次世代通信で全国初

 

超高速大容量の次世代通信方式「5G(ファイブジー)」を使った実証実験が2019年2月21日、この春に統合する東広島市立の河内小と河内西小で行われた。児童はそれぞれの学校で、互いの映像、歌声を見たり聞いたりしながら、新校歌を合唱した。教育現場で5Gを使用した遠隔合唱が行われるのは、全国で初。

 

実証実験は、統合記念事業の一環として、東広島市とNTTドコモが実施。遠隔合唱を通して、5Gの実証実験と、両校児童の一体感の醸成を図ることが目的。

 

モニターに映った河内小の児童を見ながら歌う河内西小の児童

 

児童の前にマイクやカメラが設置され、その映像や音声が5Gを使って互いの学校に送信された。河内西小学校の児童は、イヤホンから聞こえる河内小学校でのピアノ伴奏に合わせて歌った。

 

従来の通信技術では、映像や音が遅れて届くため、リアルタイムで合わせて歌うことができない。今回使った5Gは通信速度が速く、大容量のデータをほぼ遅延なく送れるため、合唱に成功した。

 

 

↓実証実験による歌声音声はコチラ

 

5Gの実証実験の際、会場に掲示された新校歌の歌詞。

 

 

作詞を河内小学校と河内西小学校で校長を務めた佐伯倫子さん、作曲を河内小学校で校長を務めた木原加代子さんが担当。

 

歌詞には、児童たちが力いっぱい明るく元気に頑張れるように、その姿が地域の皆さんの元気の源になるように、という願いが込められている。

 

 

河内西小の校門横に掲げられた「ありがとう 河内西小」の横断幕。河内西小学校で校長を務めた細國敬三さんの依頼で、地域住民が作成。児童がフェンスに取り付けた。

 

 

 

河内小学校と河内西小学校 統合の経緯
過小規模校の河内小学校、河内西小学校では、複数の学年を1学級にする複式学級にして授業をしている。現在、児童数は河内小学校が48人、河内西小学校が25人。

2017年に地域の住民自治協議会とPTAが東広島市に過小規模の早期解消や2校統合を要望。統合準備会を設置し、準備を重ねてきた。

今春、河内西小学校を河内小学校に統合し、2022年4月には、その統合校を河内中学校に移設する。河内中学校の敷地内には新しく校舎を建築する予定。

(プレスネット2019年3月7日号掲載記事)

 

 


 


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