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土器作りに挑戦 親子連れなど34人参加【広島大総合博物館】

  • 2022/03/02

思い思いの作品を作る参加者

 

 東広島市鏡山、広島大総合博物館の埋蔵文化財調査部門は2月22〜24日に、土器づくりの講習会を同調査部門の整理室で行った。3日間で、親子連れや大学生など延べ34人が参加した。
 22日は広島大の学生や職員たち6人が参加。最初に、同調査部門の石丸恵利子研究員が縄文や弥生土器の特徴などを説明。この後、参加者は陶芸用の粘土で、馬型の埴輪(はにわ)やペン立てなど、思い思いの作品を作った。ひも状にした粘土を積み上げるなどしてそれぞれのイメージを形にしていき、最後に貝殻や棒などで模様を付け仕上げていた。完成した作品は乾燥させ、3月23日の土器焼きの講習会で焼き上げる。
 参加した広島大教育学部造形芸術系コース2年生の竹林英実さん(20)は「作ってみて難しかった。昔の人は複雑な物を器用に作っていたんですね」と感心していた。
 石丸研究員は「土器作りが昔のことを知り、興味を持つきっかけになったら」と話していた。
(石田)

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