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(THU)

泥団子がピカピカに 左官職人指導

  • 2022/03/09

ガラスコップの縁で根気よく泥団子を磨き上げる参加者

   

 東広島市福富町久芳の道の駅湖畔の里福富で5月3日、左官職人ら7人が「ピカピカ泥団子」作りを指導した。家族連れなど約550人が参加し、220個の泥団子をピカピカに磨き上げた。広島左官マイスターの岡下誠司さん(56)が、子どもたちに土と親しんでもらおうと5年前から建築関係の仲間らとゴールデンウイークにあわせて開催している。
 泥団子は、木造建築に使われる土壁の材料を改良したもので、この日のために岡下さんが準備した。参加者は、左官職人から磨き方のこつを教わると、ガラスコップの縁を使って「優しく力を入れながら」磨き上げていった。10分ほど磨くと光沢が出始め、子どもたちは「つるつるしてきた」「光っている」と歓声を上げて喜んでいた。
 家族4人で参加した西条町助実の小学4年、荻野愛未さん(10)は「だんだんきれいになってくるので楽しかった。なかなかできない体験ができて良かった。持って帰って部屋に飾りたい」と笑顔を見せていた。
(茨木)

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