東広島警察犬訓練所(東広島市高屋町杵原)のシェパード犬のアルル・オブ・ゴールデン・ホクラ(3)(呉市川尻町の原泰雄さん所有)が、4月に岐阜県海津市であった第4回全日本臭気選別競技大会で優勝を飾った。2019年度全日本臭気選別チャンピオンの称号を得た。
臭気選別は、衣料品に移行させた臭いを嗅いで記憶し、同じ臭いがする布を台の上に置かれた5つの中から探し当てる競技で、同大会には全国から220頭が出場した。同訓練所からは5頭が出場し、全頭が入賞。アルルが優勝した。
一等訓練士の二星浩美さんは「アルルは、鼻の感度が良いが怖がりなので、その日のコンディションによってはうまくいかないことも多い。大会では、今までで一番良い作業をしてくれて、安心して見守ることができた」と笑顔。第2回大会では、アルルの母親のユンタ・フォン・マイン・リーベも優勝していて、二星さんは「親子でこの大会で優勝できたこともうれしい」と話していた。
6月1〜2日に長野県諏訪市の霧ヶ峰高原で行われる第51回全日本嘱託警察犬競技大会に、同訓練所からアルルを含む4頭が出場する。
(茨木)