広島高の生徒と一緒に授業に参加する台湾の生徒(左)
台湾・桃園市立観音高級中学の生徒16人が5月26日~31日まで来日し、姉妹校である県立佐伯高や宮島、平和記念公園などを訪れた。期間中の5月28日には、東広島市高屋町中島の県立広島高を訪問し、1年生243人と英語を使って交流を深めた。
台湾の生徒は6クラスに分かれ、4~6時間目の授業に参加した。1年1・2組の古典の授業では、台湾の生徒3人が、黒板に自分の名前を書いて読み方や愛称を紹介。その後、3人が中国語で漢詩「漁夫之利」を披露すると、目を閉じて耳を傾ける広島高の生徒も見られた。
ヤン・ショウ・ジェンさん(16)は「台湾と日本の授業の進め方に違いがあってとても興味深かった。日本の高校生活は楽しい」と笑顔。1年2組の中村楓蓮さん(16)は「英語を勉強していても、日常会話をするチャンスはほとんどないのでとても貴重な経験になった。またチャンスがあれば積極的に参加したい」と目を輝かせていた。
5月28日~6月3日には、台湾・新北市立金山高級中学の生徒2人が、姉妹校提携を結ぶ県立河内高を訪れ、地元の小・中学生らとも文化交流を行った。
(茨木)