シンガポールの国情などを紹介するエンデュオ・ゴー・ウェイ・トンさん(右端)
広島市内の金融機関にインターンシップで来日していた、シンガポール国立大学(NUS)2年生のエンデュオ・ゴー・ウェイ・トンさん(23)が6月12日、近畿大学附属広島高校・中学校東広島校を訪れ、高校1~3年生約45人と交流を深めた。
ゴーさんは、NUSの日本研究学科で学ぶ2年生。多民族が暮らすシンガポールの国情や、深刻な水問題、ナショナルサービスと呼ばれる兵役制度、シンガポールで日常的に使われている、英語と他言語が混ざり合ってできた「シングリッシュ」と呼ばれる言語などについて、生徒に分かりやすいように、英語や日本語を交えて紹介した。参加した生徒は「多民族・多文化のシンガポールの魅力に興味が持てた」と目を輝かせていた。
NUSは、イギリスの高等教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」が発表している「THEアジア大学ランキング」で上位にランクインする世界トップクラスの大学。海外の優秀な学生から直接話を聞くことで、日本の高校生に国際問題や異文化について考えてもらおうと、インターンシップのプログラムを実施している旅行会社の提案で交流会が実現した。
(茨木)