6月12日、東広島市八本松町原の農業技術センターの水田で撮影
カブトエビは甲殻類の一種で「生きた化石」と呼ばれ、2・5億年前の恐竜時代の地層から今とほぼ同じ形の化石が発見されています。生きた化石が身近な田んぼにいるなんてすごいことです。田植えが終わり水を入れた田んぼで毎年近所の子どもたちと一緒にカブトエビの観察を楽しみにしています。生き物たちは命や自然の大切さを教えてくれます。3~4cmくらいの大きさで「田んぼの草取り虫」と呼ばれています。寿命は1カ月くらい、夏に乾燥と寒さに耐える卵を泥の中に産んで冬を越し、また来年誕生します。
(フォトリポーター 井川良成)