言葉掛けや読み聞かせの大切さを呼び掛ける今井教授
東広島市では、赤ちゃんと本を結ぶためのさまざまな活動を「ブックデビュー」と名付け、地域や家庭でブックデビューを広げるための講座を今年度から開始した。6月24日には同市黒瀬町菅田の黒瀬生涯学習センターで、第1回目となるブックデビュー推進講座が開かれ、乳幼児の保護者や絵本の読み聞かせの活動をしている人など約130人が参加した。
講座では、慶應義塾大学環境情報学部の今井むつみ教授が、認知科学の分野から、言葉や絵本を使った赤ちゃんとの触れ合いの大切さを呼び掛けた。今井教授は「赤ちゃんへの豊かで質の良い言葉掛けが、ことばの力と考える力の発達を促し、就学以降の学力を支える」と述べ、「特別なことはしなくても、大人が赤ちゃんとのおしゃべりを楽しむ気持ちで、発達段階に合わせた声掛けや読み聞かせをすればよい」と強調した。
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