広島大学の日本鶏(けい)資源開発プロジェクト研究センター(都築政起センター長)はこのほど、開発中の「広大鶏(ひろだいどり)(仮称)」の意見交換会を開いた。広大鶏は、同センターが東広島市と共同研究している「東広島ブランド地鶏」の基となる新品種で、意見交換会は昨年10月に続いて2回目。意見交換会には高垣広徳市長をはじめ、市議会議員、大学関係者、生産者ら60人が出席。
仮称をこれまでは「広大赤鶏(ひろだいあかどり)」としていたが、「広大鶏」とすることを説明。試食会も開かれ、出席者は炭火焼き、スモークチキン、煮卵などを味わった。会場では「歯ごたえがありおいしい」「卵も商品化したらいい」などの声が聞かれた。
都築センター長は「前回の倍以上の人に集まってもらい、ブランド地鶏開発への盛り上がりを感じる」と話していた。東広島ブランド地鶏は、広大鶏に生産性の高い品種を掛け合わせて作り出す。現在、餌の配合などを検討し、2年後の販売開始を目指している。
(橋本)