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「ベルマークで恩返し」 岩手の小学校から小谷小へ

  • 2020/10/20

丸子東広島支社長と被災当時の様子などを振り返る児童

 

 昨年7月の西日本豪雨で、入野川が氾濫して校庭が浸水するなどの被害に遭った東広島市高屋町の市立小谷小学校にこのほど、東日本大震災で被災した岩手県釜石市の市立甲子小学校からベルマーク4428・9点が贈られた。
 このベルマークは「東日本大震災の際には、全国の皆さんにお世話になった。災害に遭った小学校に恩返しがしたい」と甲子小の全校児童が集めたもの。ベルマーク協賛会社としてベルマーク活動に精力的に取り組んでいる、あいおいニッセイ同和損害保険が窓口となった。
 6月25日には小谷小で贈呈式が開かれ、訪れた同社広島支店東広島支社の丸子圭一支社長が代表児童3人にベルマークと目録を手渡した。児童会副会長の6年横見友恵香さんは「土砂崩れで通学路がふさがったり、家の中まで水が流れたりといった被害に遭った。遠い岩手県の皆さんが自分たちのことを心配してくださっていると知って、大変うれしかった」と話していた。北村由美子校長は「甲子小とはお礼のお手紙を書くなどして、防災教育を進める上でもつながっていけたら」と笑顔だった。
(茨木)

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